食品廃棄物エタノール化実証事業について
「食品廃棄物エタノール化実証プラントの完成」及び「小規模食品廃棄物排出事業者等からの生ごみ分別収集の試験的開始」について
新日鉄エンジニアリング株式会社がNEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託を受け設置した「食品廃棄物エタノール化実証プラント」が完成し、本年2月からの試運転を経て、6月11日より本格的な実験を開始した。
本プラントの試運転中は、食品廃棄物の大規模排出事業者(デパート、スーパー、コンビニエンスストア)から生ごみを受け入れてきたが、今回の本格的な実験に伴い、モデル的に一部の小規模排出事業者等(病院、小学校、商店街、一般家庭)から生ごみの受け入れを行う。
なお、食品廃棄物から製造したエタノールの成分評価及びE3ブレンド装置でのE3ガソリンの品質確認試験をした上で、本年秋頃からE3ガソリンとして、市公用車及び新日本製鉄株式会社の関連車両等に試験的に供給する予定である。
〜北九州エコタウン事業とは〜
北九州市では、「モノづくりの街」としての裾野の広い産業群で育った人材、技術、ノウハウや、充実した産業インフラ、20年以上の実績を持つ組織的な環境国際協力体制などに加え、公害を克服する過程で培われた市民・企業・行政の連携を基盤に、環境・リサイクル産業の振興を一つの基軸とする持続的発展可能な社会の実現をめざしており、平成9年から北九州エコタウン事業を積極的に推進している。
北九州エコタウン事業では、「あらゆる廃棄物を他の産業分野の原料として活用し、最終的に廃棄物をゼロにすること(ゼロ・エミッション)」を目指し、資源循環型社会の構築を図っており、「教育・基礎研究」「技術・実証研究」「事業化」の三点セットをコンセプトにして、「北九州方式」とも呼ばれるユニークな取り組みを続けている。また、今年3月にNGO「環境首都コンテスト全国ネットワーク」主催の「持続可能な地域社会をめざす−日本の環境首都コンテスト」において、北九州市の取り組みや成果が評価され、総合第1位を獲得した。